書道を飾る・インテリアパネルをつくる

こちらは「寶」という文字を隷書体で書いた作品。
隷書体は昔の字体で、とても長い長い歴史がある文字です。皆が書といえば楷書。と思っている楷書の歴史よりもはるかに長い歴史のある書体

少し潰れた書体で絵に近いフォルムがおもしろく、すこしゆるキャラみたいになりました。

「寶」は「宝」の古い字となり、うかんむりの家の中に「玉」「缶」「貝」といった財、貨幣が集まっているという意味のある文字で縁起が良い文字。

「宝」と楷書で書いてある作品を飾る。となると少しぎょっとしますが、作品にするときに古い字体で書くことにより
良いものが沢山集まっているといったイメージになるのではないでしょうか?

宝船の絵の様な感じでしょうか?

飾るための方法・額装

書道の作品を飾りたいな。と思った時に書いた紙のままを壁に貼り付ける。のは作品もだめになるし、素敵ではありませんよね

表装を専門的に請け負う業者さんもいるので、「額装をする」という言い方ですが依頼をすれば軸にも額いれにもしてもらえます。
プロの仕事なので、とてもきれいな仕上がりでしっかりとしていますので、専門家にお願いすることが一番早い方法です

そうは言っても自分の好きな色で世界に一つのインテリアを作るということも不可能ではありません。

私自身も小さな作品などは自分で裏打ちして額装することもよくあります。特に書いた文字にあわせて和紙の色を選び、貼りこんでつくるインテリアパネルは書ではあっても、和風過ぎず、和モダンなしつらえ。

今の日本では和室もあれば椅子の生活もして、というスタイルです。
そういった現代の日本の生活様式にも和すぎず、洋すぎず。また墨の黒と白の線で描かれた世界はスタイリッシュにも温かみのあるものになります

YouTubeにてインテリアパネルの作る過程を公開しています