額装用に必要な裏打ち
書道の作品は書いたままだと字の周りに皺がよったり、折った線がついています。
飾るために額に入れる、人に贈る時などそのままでは美しくない。
きちんとするために「裏打ち」という作業が必要です。
自分だけで楽しんだりするごく小さな作品はアイロンで貼り付ける裏打ち紙というものもあります。
自分でやるので、皺が寄ったりする場合もありますが、それはご自身で腕をあげていくしかない。という事になります。
頼まれたもの、大きな作品などは額装業者のプロにお願いすることをお勧めします。
どれだけ違いがあるか?という事例です。
裏打ちは必ず必要な第一歩で、ここから額に入れる、軸に仕上げる。といった次の工程に進みます。
・折線などがついています。下の黒が透けています。
・裏打ちすると細かい皺がなくなり、透けもなくなるので墨色がよりはっきりとします。
・文字の周りの紙が皺になったり、白い場所にも細かい皺などがあります。
皺がなく、白い場所も裏打ちのおかげでしっかりと白さが際立っています。