書道の道具・文鎮のおススメの買い方と書く時の置き場所
文房四宝(ぶんぼうしほう)
書道には文房四宝(ぶんぼうしほう)といって書に欠かすことができない硯(すずり)、墨、筆、紙のことをさした言葉があります
文房とは中国で書斎のこと。そこで使われる道具ということから【文房具】になりました
文房四宝の中で硯は石で出来ているので、半永久的に使うこともできるので骨董的な価値も出てきたり凝った彫りのものなど値段も驚くほどのものもあります。
文房四宝以外に書道では文鎮、下敷き、水滴(すいてき)、筆巻きなど小学生の頃に書道セットなど使っていた時に入っていた道具一式が最低限必要な道具となります
初心者の方が道具を買いそろえたい。という時に何を買って良いかわからない。という方が多い。
書道のための道具を書道用品店で購入したり、大きな文房具店の書道用品コーナーで購入したり。これでなくてはダメ。ということはなくそれぞれ個人に都合に合わせてお買いになるので良いと思います。
そんな時の購入の参考にしていただけたらと思うことと、文鎮を置く正しい場所です
書道の文鎮とは
紙が翻ったり、動いたりするのをおさえるための道具。英語でペーパーウェイト。
書道用品店もしくは書道用具コーナーで文鎮というと子供の頃に使っていた銀色の棒のデザインのもの
お子さんが使っていたものが家にあったり、昔々の子供の頃のものが残っていたらそれをお使いください
機能は変わることありませんので。
今は書道用品も百円均一で売ってはいるのですが、文鎮・筆はおすすめ出来かねます
筆に関しては、また筆についての記事の時に
文鎮は見た目は銀色の棒状で一緒なのですが、ちょっと軽すぎるのです
おそらく素材が違うからだと思うのですが、書道で紙を動かずに・・・という目的を考えると重さが不足していて書きづらいというのが私の個人の印象です
書道用として売っている文鎮でなくても私がおススメなのは気に入ったものを買う!です。
文鎮は書いているとき、紙を変える時も常に目に入る位置にあるもの
好きなデザイン、形ものもが近くで見守ってくれている感じは楽しい
わざわざ探すとなかなか見つからないと思いますが、旅に出かけた時や外出した時などに見つけたら手に取って重さがそこそこあるものならを文鎮として使っています
南部鉄器のお店でペーパーウェイトとして売っていたものや、美術館のグッズコーナーも覗いてみるとおもしろいデザインで重さも良いものが見つかることも
文房は書斎。文房具は自分の書斎で使う道具ならば、たとえ書斎部屋がなかったとしても、
気にいった道具を身の回りに置いて、書いている時間だけはその空間を書斎にしてしまう気持ちでいるのはどうでしょう。
使い終わったら、せっかくのお気に入り。そのままオブジェとして飾っておけば良いのです
文鎮はなぜ使う?
レッスンで夢中になって書いている時、夢中になり過ぎて段々文鎮を置かずに書いている姿を良く見ます
墨を含んだ筆が書いているときに紙から離れないと紙が動いてしまって書けません。紙の上の方に重さのある文鎮を置いて、左下に左の手を添えて書いていきます
とても重要な道具ですね
文鎮の置き場所
やはり、レッスンの時に生徒のみなさんが何気なく置くのを見ると紙の上。。
これでは置いた場所から下しか書けずにいざ文鎮をはずしてみると、上がかなり空いてしまいます
本来の紙のサイズを全部見渡せるようにするには、右斜め上に置くこと
こうすると、紙の一番上の端までを意識して書くことができます
写真は半紙ですが、書道の紙には半切(はんせつ)、全紙、2×6尺・・・など大きな紙がいろいろあります
ちなみに半紙とはサイズのこと。書道の紙=半紙と思っている方が多いのですが違います
大きな紙に書く時も右ななめ上に文鎮。横に長い作品を書く時は左斜め上にも置くと良し。
とにかく、紙の見た目にサイズが見えなくなることは無いようにするのが文鎮の正しい居場所となっています