一年始め百歳曾てなし百歳の人能く花前に向かいて幾回か酔う十千酒を沽いて貧を辞する莫かれ
一年ごとに必ず春はやってくるが、百年生きた人はかつていない。花見で酔えるのもあと何回だろう。今は財産のことなど気にせず旨い酒を買って、飲もう!
2021年2月 銀座ミラボオ 「御神酒拝展」出品
筆・墨・和紙原稿用紙